目指せ北海道! ハスラーは最強の旅グルマだった 番外編

「白神山地行きてぇよ」
「なにそれ?」
「知らねーの? 本州では唯一の「世界自然文化遺産」だよ」
「何か凄そう。行ってみてー」
「行っちまう?」
「行っちまおう」
「えー、あたしも行く」
北海道旅行の帰り道、たまたま半日ほどの余裕ができたもんだから、こんな感じで突然の思いつきで4人だけ白神山地に行くことにした。

世界遺産、白神山地はやっぱり凄かった

 

本当は十二湖の方までゆっくり堪能したかったけれど、時間的にちょっと難しそう。
「まあいいじゃん。とりあえず行くだけ行ってみよう」
ひとまず山地の入り口付近の登山道だけでも軽く歩いてみようということに。

白神山地の登山道口付近の駐車場に到着した頃には既に昼時を過ぎていた。
筆者も含め、初の白神山地に浮き足立つ仲間たち。
「空気がうめーなー」なんてワイワイ盛り上がっていると、
駐車場内の案内所から一人のおっちゃんが。
「おーい、君たち今から山行くつもり?」
「はいっ!おすすめのコースとかありますかー?」
「熊でるからやめときな」
え。マジ? 固まる僕たち。

おっちゃん曰く、熊と遭遇するリスクを考えると、日暮れ近くに白神山地に足を踏み入れるのはオススメできないとのこと。
雄大な自然環境であれば当然たくさんの野生動物が生息しているわけだが、「白神山地」という響きだけに魅了されて浮き足立ってた僕たちは、その辺りのことは何も考えておらず、入り口でいきなり怖じ気づくことに。

「どうする……」
「いやでも、ここまで来たし……」
行こ。
いや行くでしょ。ここまで来て、じゃあ止めよ。ってならないでしょ。

写真ブレブレじゃん。クマ怖くてビビリまくってる。

日暮れまではまだ数時間あるわけだし、せっかくの白神山地。
限られて時間ながらも当然しっかり満喫してやりましたよ。

この写真もブレブレ。しかもビビっているから他にあんまり写真撮ってない。
でもね、やっぱり凄かったよ。

登山道に足を踏み入れると一面に広がるブナの原生林。
山から感じる自然オーラがすごすぎる。
「ト○ロだわー」「もの○け姫だわー」
なんて、ワイワイ歩く。

険しい所もあったけど自然に癒してもらえるので全く気にならず。1〜2時間ほど渓流沿いを進んでいくと滝が。
林と滝の雄大な景観に皆感動しっぱなし。
「そろそろ帰んなきゃやばくね」ということで下山することに。
ってもそこは登山したことないヤツラ。下山中には日も落ちきり辺りは真っ暗。
スマートフォンのライトを頼りに進む中、駐車場で聞いたおっちゃんの声が蘇る……。

渓流やら、風やら、木々のざわめきやら山中では当たり前の音たちにいちいちビビリ倒す一同。
なんだかんだと言いながらも熊に遭遇することもなく無事に登山口まで辿り着くことに成功。
そして仲間一同思ったことはただ一つ。
「時間足りねー」

いや自然雄大すぎるでしょ。半日で行くところじゃないわこれ。これじゃ白神山地に行きました。って言えないレベル。

「次こそは、十二湖行って、登山道歩き倒して、心地の良い疲れを黄金崎不老不死温泉で癒すのだ」そう心に決めた旅でした。