レッドブル・エアレーストリビア。これを知ればレースが100倍楽しくなる!!

いよいよ幕張でレッドブルエアレースが開催されました。土曜日の今日は予選が行われています。

かなりの人が訪れているみたいなんですが明日も当日券があるということなので是非この機会に飛行機の本気バトルってヤツを見てみてください。

乗り物好きなら絶対に面白いエアレースのトリビア

エアレースは基本的なことをいくつか覚えておくとドンドン面白くなってきます。
これを知っていると知らないとでは大違い。そんな基礎知識をご紹介しましょう。
レースを見にいかない人でも乗り物好きなら「へえ~」っていうような話ばかりです。

スタートしたら全開のまま。減速なし

エアレースではスタートゲートくぐったら全開。ゴールするまでスロットルは戻しません。曲がる時もブレーキはいっさいしないんです。

神業レベルの操縦で曲がっていく

飛行機は傾けた方向に曲がります。だから素早く旋回するにはどれだけ素早く傾けられるかが勝負。レース用の飛行機の動きは素早いので操縦桿(操縦するためのハンドルに相当するもの)を一瞬動かしただけで垂直に近い角度まで傾いてしまいます。

最高速度400km/hを超えるスピードでギリギリのラインを通る時、要求されるのは1/100秒レベルの正確さ。
これ、実は人間の対応速度の限界を超えています。パイロット達はほとんど無意識のうちに神業レベルの操作をしているんです。
そんな中でタイムを争ってレースをしています。

エンジンとプロペラは同じもの

レッドブルエアレースで使う飛行機はエッジ540とMXS-Rの2種類。

エンジンとプロペラは全員同じものを使うことになっています。

パワーは300馬力オーバー。って書くとクルマに詳しい人たちは「そんなもんしか出てないの」って言うかもしれません。
けれどこれを500kgしかない飛行機に積むわけだし、クルマと違ってミッションとか駆動系とかタイヤの抵抗なんてものもありません。
全開にすると恐ろしい加速をします。400km/hまではあっといま。下手に操縦桿動かすと一瞬で上下逆さまになるくらい鋭い動きをします。

何が速さを決めるのか

同じエンジン使っていて、ターンの時は皆んな同じように減速しないで突っ込んでいきます。じゃあ何が速さを決めるのかというとそれはライン取り。ゲート(パイロン二つでできています)とゲートの間を一番短く飛べば速いのは当然。

だけどそんなに簡単じゃあれません。ゲートは角度がつけてあるのでまっすぐ入ろうとするとパイロンヒットしてしまいます。

しかも風が吹いていれば飛行機も流されて更に難しくなります。
パイロンに当たらないように、どこまでギリギリを攻められるか、そこでタイムが決まってきます。

両サイドの180度ターンが勝負になる

幕張のコースでとても重要なのが両サイドの180度ターン。バーチカルターンとかハイGターンとも言われています。今回のレースでは間違いなくここが勝負どころなります。

重要なポイントその1はターンのタイミング。ゲートは水平で通過しなければなりません。けれど通過したらすぐに方向を変えないとタイムロスします。例えば0.5秒行き過ぎてしまったら戻ってくるのに更に0.5秒かかります。ターンのタイミングがとても重要です。

重要なポイントその2はG。このターンはとにかく小さく回ってすぐに方向を変えたいのですがレースプレーンの速度と舵の効き方だと思い切りターンした場合、Gがかかりすぎてペナルティとなる可能性が非常に高いのです。

おそらく今回のレースでも攻めすぎてこのターンでオーバーGのペナルティとなる選手が出てくるでしょう。それでもこのターンは攻めなければいけない場所です。
レースは勝ち抜き戦ですから、後から飛ぶパイロットは相手のタイムを見て
安全策を取ったり勝負に出たりします。そんなことを頭に入れてレースを見てみてください。

レッドブル・エアレース千葉2017千葉 オフィシャルサイト http://rbar.jp/