乗り物好きなら興奮と感動間違いなし。レッドブルエアレースを 見逃すな。

今週末、千葉県の幕張で開催されるのがレッドブルエアレース。
世界中からトップパイロットが集まってレース用の飛行機を使ってタイムを競います。
それだけでも凄いんですが、このイベントが超絶に興奮してしまうのは目の前でレースプレーンがありえないスピードで飛びまわるってこと。

最高速度は400hm/hオーバー。そこから減速をまったくしないままの急旋回。
クルマとかバイクの常識で見ていたたら「ありえねぇ」って思うほどの激しい動きです。
しかもそんな様子が都心の近く、幕張の海岸で見れてしまう。
何から何まで他のモータースポーツじゃありえないことばかりです。

日本人パイロット室屋が優勝最有力候補

このレースが今、盛り上がっているのは唯一の日本人パイロット室屋義秀選手が優勝の最有力候補だっていうこと。
実は室屋選手、去年の幕張でこのレース初優勝。観ていた観客に感動を与えてくれました。
感動して泣き出してしまった人達も少なくなかったくらい。

何しろ室屋選手2007年からこのレースに参加しているのに長い間上位に食い込むことができませんでした。
機体が古くて性能がトップに追いついていなかったということもあるんですがそれでけではありません。
このレースには世界中からエリートパイロットが集まってきます。
空軍でトップガンスークル(超一流の戦闘機パイロットを養成する学校)のインストラクターだったとか、家が飛行機学校で十代から飛んでいたとか。

そんなライバル達の中で室屋選手は言ってみればただ一人、普通の人です。
大学時代に飛行機に目覚めてバイトしてお金貯めて飛行機の免許取得。
その後プロになるのだと決めて必死にスポンサーを集めたり借金をして飛行機を購入。
エアショーなどの活動を開始しました。

日本ではこういった仕事をビジネスとして成功させるのが本当に難しくて、今まで何人もの人がトライしたものの続けていくことができませんでした。
室屋選手はそんな中、諦めずに努力を続け、プロのエアショーパイロットとして成功した数少ない人です。
エリートパイロット達が集まっているレッドブルエアレースで、もっとも苦労しているパイロットです。

レースをオリンピックの水泳にイメージしてみるとわかりやすいと思います。
ほとんどの選手達は恵まれた環境で練習してきています。
でも室屋選手は何もない土地で自分の力で土を掘ってプールを作り、そこに水を運んで泳げるようにするところからスタートしなければなりませんでした。
例えてみればそのくらいの違いがあります。
そういう人が、10年間努力を続けて、遂に世界のトップパイロット達と正面からぶつかりあい、勝てるところまで到達したわけです。

室屋選手は去年、最新の機体を手に入れて幕張で優勝しましたが、その後の成績はあまり良くありませんでした。
でも原因を突き止めて速くなりました。速いだけじゃなくて本当に強いパイロットになりつつあります。
そして千葉の前、4月にアメリカのサンディエゴで開催されたレースで、自身二度目の優勝を飾りました。
その勢いで千葉に乗り込んでくるわけです。
パイロットも機体もチームもすべて準備が整っています。

チケットは一部前売りが少し残っているようですが当日券もあります。感動の瞬間をまた見ることができるかもしれません。

レッドブルエアレース2017千葉オフィシャルサイトhttp://rbar.jp/