カングーに乗って河口湖の貸別荘でボンジュール!2018年こそパーッと行こう!

「2018年こそパーッといこうよ」

2017年、年の瀬の居酒屋での一コマ。”彼女ナシ”を合い言葉に、妙に仲間意識の高いオトコたちが今年の労をねぎらっていた時だった。酔った勢いで誰かが口走った一言に、一同ハッとしたようだ。「それだ!」「その通り!」の大合唱が始まってしまった。

思いつきが旅の醍醐味

と言っても、パーッと何をするんだという話。

あーでもないこーでもないとアルコールを酌み交わしながら議論が深まる一方で、酔っぱらいたちの会議には終わりがないのがこの世の常だ。それでも「まずは幸先良く行こう」という提案から、新年明けから貸別荘を借りてどんちゃん騒ぎをしようということで話がまとまった。

「富士山見えるところがいい!」

行き先はどうするか考えようとしたときだった。瞬間的に発言した彼の頭には、連想ゲームよろしく「正月」→「一富士 二鷹 三なすび」が浮かんだのだろう。言い切るが、この適当加減こそオトコ旅の醍醐味だ。

議論するまでもなく、満場一致で”富士山がきれいに見えて東京からアクセスがいい場所”河口湖行きが決まったのだった。

河口湖に向けていざ出発!

さて、東京都心から河口湖までは、渋滞がなければ首都高〜中央道を乗り継いで1時間半〜2時間ほどの道のり。昼前にそれぞれをピックアップして、チェックインの14時に間に合うよう出発した。

今回の小旅行を支える相棒の話をしよう。2017年に20周年を迎えた「ルノー カングー」である。

フランス、そして日本でも商用車としての実用性が評価されていて広く愛されているクルマだ。1.2Lの直噴ターボエンジンを搭載しており、グッとアクセルを踏み込むと体全体に重力を感じるほどの加速をこなす。まさに、1.6〜2.0リッタークラスの車に乗っているようなしなやかなパワーがある。

正直、筆者が考えていたような商用車「カングー」としてのイメージをいい意味で裏切ってくれた。それまでは、運転している際の車内は細かな駆動音はあるものの、耳を澄ましてわかる程度のいたって静かなもの。キビキビと加速してくれるし、ちょっと遠出しようと高速を走行する際にはもってこいのクルマなのだ。

初めてのフランス車は旅のエッセンス

しばらく、その性能と乗り心地に驚かされていた。というのも、筆者をはじめとするメンバー全員にとってこのカングーこそが「はじめて乗るフランス車」なのであった。車内は、いつも慣れ親しんだ国産のクルマで出かけるのとはひと味違ったテンションでわいわい賑やかムード。フランス車に乗っている感覚が、余興としては良い具合に作用しているようだ。

「はじめましてってフランス語でなんて言うんだっけ」
「ボンジュールじゃない?」
「あれ、そうだっけ?」
「ま〜いいじゃん!ボンジュール、カングー!」

あとでひとしきり笑うことになるが、グーグル先生によると”ボンジュール”は”おはよう”らしい。メンバーの知能指数の低さはさておき、「ルノー カングー」いつ会っても代わり映えしないボクらの会話に、新たなカンフル剤としても割って入ってきてくれる”陽気な外国人”なクルマなのであった。

後編に続く

(ライター・小野寺マコト)